室町時代の盆栽を伝える謡曲『鉢木』を素謡で、狂言『盆山』も合わせて上演!
大溝陽亮(大溝松清園)さんにご協力いただき、待合室を鉢木にまつわる盆栽で演出いたします。
新春から盆栽三昧で幸せでございまする。
謡が響く冬の夜、武士の精神を描き出す
京都芸術センターで継続して開催している人気企画、「明倫レコード倶楽部」、「素謡の会」、「Kyo×Kyo Today」。今年度は音色に耳を傾ける「みみきき(耳利き)プログラム」として、シリーズ化し開催します。プログラムの共通テーマは「冬」。ジャンルも手法も異なる三つの響きが、それぞれの冬を表現します。
素謡の会は、2005年から始まった、京都を中心に活躍する能楽師による「素謡」を上演する会です。謡(うたい)とは、能の詞章(台詞や歌謡)のこと。素謡(すうたい)は、能の一曲を所作を伴わず、座した状態で表現する上演形式を指します。今回取り上げる謡曲は、『鉢木(はちのき)』。寒い冬の夜を背景に、武士の精神性を描き出す一曲です。
また、待合では、盆栽研究家の川﨑仁美さんにプロデュースいただき、謡曲の内容にちなんだ盆栽をお楽しみいただきます。
「みみききプログラム#2 素謡の会『鉢木』」
2018年1月25日(木)
19:00開演 18:30開場 18:00受付開始
会場:京都芸術センター 大広間(待合:講堂)
http://www.kac.or.jp/events/22278/
素謡の会
謡曲《鉢の木》
シテ 林宗一郎
ツレ 味方團
ワキ 河村晴道
ワキツレ 田茂井廣道
アイ 茂山逸平
小鼓 曽和鼓堂
狂言《盆山》
シテ 茂山逸平
アド 島田洋海
田茂井廣道さん、この度は素謡の会にお招き頂きありがとうございました。
大溝さん、芸術センターの関係者のみなさま御礼申し上げます。
©Tetsuya Hayashiguchi